逮捕協力事例

2020/06/30『news every.』日本テレビで放送された盗聴犯逮捕について!

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2020/02/04
『news every.』の取材で車から盗聴電波を捜索していた時、盗聴電波を受信し女性の声が聴こえてきました。

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盗聴器が仕掛けられていたのはアパートの202号室でした。
盗聴器の場所を特定していくと天井裏で反応しました。

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ユニットバスの点検口から上がれるのを確認しましたので、上がってみることにしました。
設置状況を被害者に見せる為に小型カメラを頭部に付けました。

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天井裏に上がると断熱材の下から盗聴器を発見!
電気も室内の配線から取っていました。
盗聴器を撤去したあと、周囲を見回したところ壁に人が通れるくらいの穴が開けられているのを確認しました。
その穴を覗くと更に奥の壁も穴が開けられていました。

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設置状況から推測すると仕掛けたのは2軒隣の住人であろうということを被害者に伝えました。
被害者から犯人の特定を依頼されたのでカメラを設置することにしました。

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2週間後に事態は動きました。
設置した防犯カメラに犯人らしき人物が映っていたので、被害者に確認したところ2軒隣の住人に間違いないことを確認しました。

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容疑者が不在だったので、車の中で帰宅するまでアパートの横で待機することにしました。
2時間後、容疑者が帰宅したのでアパートの下で声をかけて話をしました。
しかし、盗聴器の設置どころか、屋根裏に上がったことを認めません。

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全く認めないまま30分が経過しました。
少しずつ矛盾を崩しながら話をしていくことにしました。
すると穴を覗いたことを認めだしました。
そこからは徐々に犯行を認め、盗聴器を設置したことも認めました。
被害者側が警察へ通報し、連行され逮捕されました。

被疑者の供述

たまたま帰宅した時に女性の声が聴こえたので、もっと声が聴きたくて、2019年7月22日に盗聴器と受信機を購入しました。
そして8月上旬にユニットバスの点検口から上がり、壁に穴を開けて侵入て盗聴器を設置しました。

その後は仕事終わりで受信をしていましたが2月から受信が出来なくなったので、気になり確認をしに再び屋根裏へ上がりました。
その時に防犯カメラが設置されていたので、侵入するのをやめて受信機を処分しました。

被害者には本当に申し訳ないことをしました。

公判

令和2年6月22日にさいたま地方裁判所で初公判が行われました。
令和2年6月29日にさいたま地方裁判所で2回目の公判が行われました。
罪名 住居侵入 住居侵入未遂
求刑 懲役10月

判決

令和2年6月29日にさいたま地方裁判所で判決が出されました。
判決 懲役10か月 執行猶予3年
被告に前科がないことや慰謝料として80万円が支払われたことから、3年間執行を猶予するとの判決が出されました。