逮捕協力事例

2008/11/12『NEWS ZERO』日本テレビで放送された盗聴犯の逮捕について

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弊社に一本の電話相談が入ったのが始まりでした。
20代女性から自宅の窓に盗聴器が仕掛けられているのでどうしたら良いか?という祖段でした。
詳しく話を聞くと有線式コンクリートマイクだというのが分かりました。
そして確認に行くことにしました。

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明らかにコンクリートマイクだというのが分かりました。マイク部分は落ちないように吸盤でしっかり留まっていました。

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二週間前は物置の場所に付いていたのが一週間前に寝室の窓に移動されていたとのことでした。

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物置の方は階段から手を伸ばせば届く距離ですが寝室の方は1階の屋根を上がらないと仕掛けられない場所でした。

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盗聴器の線は屋根にきれいに這わせてあり、その線は下まで伸びていて先端にはRCA端子だけがあり録音するために残された物だと確信しました。

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経験上からこのタイプは定期的にICレコーダーを取り付けて時期をみて付けたり外したりしているのが分かりました。
盗聴器は外さないと確信したので被害者女性に証拠を撮るために監視カメラを設置することを勧めました。
再び設置しに来るところを捕まえましょうと提案しました。

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被害者女性は毎日怯えている生活は嫌なので絶対に犯人を捕まえてくださいと監視カメラ設置に同意してくれました。
現場が外で夜になると真っ暗で何も見えないのでカメラは赤外線の暗視カメラを設置しました。

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カメラ設置から一週間が経過したとき、被害者女性から電話が入りました。
前とコードの位置が変わっているとのことでした。
そして映像を確認したところ、映っていたのは元同僚40代の男。
暗闇の中、黙々と配線を直している姿が映し出されていました。
その後、犯人を呼び出して事情を聞く事にしました。
犯人は悪びれる様子もなく、メールを送っても返信がない、プレゼントを贈っても何の連絡もない、だから盗聴器を仕掛けたと自分本位の考えだけを永遠と話していました。

被害者女性は警察に突き出すことを決意しました。
男は住居侵入で逮捕されました。

被疑者の供述

被害者の女性とは5年前に同じ職場で知り合った。
侵入したのは合計7回で、今回7回目での逮捕となりました。

公判

平成18年10月3日に横浜地方裁判所で初公判が行われました。
罪名 住居侵入
求刑 懲役1年2ヶ月

判決

平成18年10月10日に横浜地方裁判所で判決が出されました。
懲役1年 執行猶予3年

※この映像は2006年に撮影されたものです。