逮捕協力事例

2007/02/05『NEWS リアルタイム』日本テレビで放送された盗聴犯の現行犯逮捕について

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2006/11/27に車で盗聴電波を捜索していた時、アパートの一室にある女性宅に盗聴器が仕掛けられている事を確認しました。

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盗聴器はコンセントタップの偽装品でした。
被害者の女性は自分で購入したものだと言っていましたが、実際には女性が購入したものとすり替わっていました。
タップの中を確認するとやはり普通のタップには無い基盤がギッシリ入っており、被害者女性にも確認をしてもらいました。

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女性の話を聞くと最近別れた元彼から合鍵を返して貰っていないという事と、何となく部屋に侵入されているような気配があるという事から、盗聴器を外せば中に入って回収に来ると判断し、番組スタッフが張り込みを開始しました。

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被害者の女性の協力により、侵入した証拠を撮影する為、室内に隠しカメラを設置させてもらいました。
もちろん被害者の女性のプライバシーもありますので、留守の間だけ録画をさせて頂きました。

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張り込み開始から6日目に犯人が合鍵を使用し女性宅に侵入。
犯人は中へ侵入すると自分で設置した盗聴器を探していました。
そこで番組のスタッフが声をかけ、表に出てきてもらい話しを聞くと貸していたゲーム機を返してもらいに来たと言い訳を始めました。

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女性の承諾も得ないで侵入したとの事でしたので番組スタッフが警察へ通報しました。

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警察官が到着し、犯人の持ち物を調べると普通のコンセントタップを持っていました。
た。
警察官に『どこから持ってきた?』と聞かれると自分の自宅から持ってきた物とのことでした。

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そして警察官に『住居侵入』の罪で現行犯逮捕されました。
その後、警察での事情聴取の中で『盗聴器が外されたので普通のタップとすり替えようと思い侵入した』と供述しました。

被疑者の供述

女性から別れを告げられて未練が残り、女性の自宅に盗聴器を仕掛ける事を決断した
盗聴器を仕掛けた時と回収に行った時以外にも2回侵入していて合計4回侵入していた。
逮捕された後は『もし自分が同じ目に遭ったら怖い。被害者の女性には本当に申し訳ないことをしてしまいました』との事。
被害者とは逮捕後に示談金126万円で示談が成立。

公判

平成19年2月8日に東京地方裁判所で初公判が行われました。
罪名 住居侵入
求刑 懲役1年

判決

同日に東京地方裁判所で判決が出ました。
懲役10ヶ月 執行猶予2年
被害者女性も、いくら元交際相手でも許せる行為ではないと言っていましたが、その通りで盗聴器発見の当初は犯人も誰だか分からない状態だったので怯えている状態でした。
盗聴・盗撮機器は日進月歩で性能が良くなり、それによって犯罪も増えていきます。
当社ではこういった犯罪を防ぐことを目的とし、これからも安心と安全をご提供していきたいと考えております。