2011/05/04 『スーパーJチャンネルSP』 テレビ朝日で放送された大家が仕掛けた盗聴器について
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2011/03
車で盗聴電波を捜索していた時、二つの盗聴電波を確認しました。



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盗聴器が仕掛けられているアパートを特定すると、2つとも同じアパートに仕掛けられていることが分かりました。
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201号室・202号室ともに25歳女性の一人暮らしで、それぞれに一つずつコンセントタップ型の盗聴器が仕掛けられていました。



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2つの部屋から出てきた盗聴器は全く同じ物でした。
仕掛けられた時期も重なることから、仕掛けた人物は同一犯と断定しました。

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同じ盗聴器が別々の部屋から出てきて、不動産仲介業者も違い、入居した時期も少しずれていましたので、犯人は両方の鍵を持っている人物ということになります。
1階には80歳の大家とその息子が住んでいましたので、確認をする為に1階へ行ってみました。


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弊社で調べた結果、その盗聴器や仕掛けた時期からみて、入居後に仕掛けられていたことが判明しました。

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状況から考えても大家の息子に話を聞いてみる必要がありました。
話を聞いても知らないとのことでした。


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そこで疑問に思っている事を聞いてみました。
なぜ最初に我々が2階に上がったことが分かったのか、女性宅に盗聴器が仕掛けられている事を伝えたにも関わらず、なぜ下に戻ってしまったのかということです。
すると段々と歯切れの悪い返事になってきました。


かなり言動が怪しくなってきたので、何か知っていると思い問いただすと、盗聴器を仕掛けたことを認めました。


その後、被害者女性二人とそれぞれの母親二人と話し合いがありましたが、反省の態度も見せなかったので、警察へ連絡しました。
侵入が入居前ではなく、入居後ということでしたので住居侵入の疑いで送致される予定です。



本来、大家は住人を守ってあげる立場の人間です。
その大家が住人の留守中に侵入し、盗聴器を仕掛けるというのはかなり悪質です。
しかし残念なことですが、弊社で扱っている案件でこういった事件は珍しくありません。
犯罪を犯している認識がないのでしょう。
少しでも安心して暮らせる世の中になります様、弊社では頑張っていきます。